フロントがボタン留めのことをボタンフライ・ジーンズという。フライトは厳密にいえばボタン留めやジッパー部分を隠す比翼のこと。
ボタン留めの針をいう。1本針留めのことをシングルブロング・ボタン、2本針留めのことをツープロング・ボタンという。、
現在の主流である中央に穴のないキャップ付のボタンのことをいう。ボタンを打ち付ける際、 内部で針が自動的に折れ曲がる精度が増したことにより一般的となった。
中央が空洞になったドーナツ状のボタンのことをう。昔はボタンを手作業でつけていたため、穴があることにより、 より確実にボタン留めの針を打ち曲げることができたともいわれている。
リーが1924年以来採用するバックポケットの補強縫製のことをいう。バータックをX型に施したもので、その頑丈さから糸(スレッド) のリベットと呼ばれた。
ジーンズのバックポケット端や股部分を補強した補強縫製のことをいう。金属リベットに変わる補強方法で、カンヌキとも呼ばれる。
角の取れた金属表面が表に出るようにリベットを逆打ちする方法をいう。 金属表面のリベットを滑らかにして馬の鞍などを傷つけないように考案したラングラー・ジーンズ特有の仕様。
生地表面にリベットが出ないように打ち込む方法をいう。車や馬の鞍などを傷つけないように開発された。 1934年頃にリーバイスが考案した。
銀色のボタンに施された亜鉛メッキのことをいう。最初は銀色に輝いているが、 空気に触れたり削れたりしてくすみやキズがつき味が出てくる。
ビンテージ・ジーンズで見られる股の部分に打ち込まれたリベットのことをいう。補強縫製の進化とともにリベット使用箇所が減っていくが、 股リベットもそのひとつ。
ジーンズに打ち込まれた金属の鋲のこと。リベット補強はディビスとリーバイス社により特許が取得されたが、 1890年に特許権の期限が切れて会社の共有財産となった。
股上のことを言う。厳密には前股上と後股上が存在し、この差がジーンズのはき心地を左右する。前股上、後股上ともに、 股上からウエストバンド上部までの距離を指す。
ともにジーンズをはいた時の立体感を表現する言葉.シルエットはカタチを、フィットははき心地を表す。
裾がベルのようにフレアーしていることから名づけられたジーンズのシルエット。ヒッピームーブメントを中心に、 若者文化の中で一世を風靡した。
ストレートの進化系シルエットで、甲の部分が高いカウボーイブーツを履くために開発された。 裾の部分を若干フレアーにして動きやすくさせた。
裾に向かって細く絞られたシルエットのことをいう。スリムジーンズの製品化は紡績技術に優れた日本で先駆けて行われた。
ジーンズの原型ともなる基本のシルエットえおいう。シーム部分がモモからヒザ、裾にかけて直線を描くことから名づけられた。
縫い目がチェーンのようにつながっている縫製使用のことをいう。環縫いとも言われている。
ジーンズの後背部でヒップ部分とダブルステッチで縫製された腰部分の呼び名。カウボーイが馬にまたがるときに、 サドルに当たる部分であることから生まれた名称。
染められる前のタテ糸とヨコ糸で織られた生地を使い、製品化されたあとに目的の色で染める方法のこと。 たいていのカラージーンズはあらかじめ染められたタテ糸とまだ染められていないヨコ糸、あるいはタテ・ ヨコ染められた糸で織られた生地を使って作られているのが一般的。
本来はバックポケットの補強布を縫い付けるためにリーバイスが考案した弓形のステッチング。 あて布が不用になってからも類似品と差別化するために残されたディテールで1943年に商標権を取得。カモメステッチとも呼ばれている。
赤いステッチが入っているデニムの生地端のことでレッドセルビッチともいう。 また1981~1986年までのリーバイス501の通称でもある。
1940年代までのLee101に付けられていたタグ。 センター赤タグとも呼ばれヴィンテージのカウボーイ101を象徴するディテールのひとつ。
1937年にリーバイスが501XXの右バックポケットに付けた赤いコットン製の目印で1938年には商標権を取得。 その後、レーヨン製になり1960年代にはLEVISロゴが入らないR(レジスターマーク)のみの赤タブも登場。
2本のステッチが平行して縫製された部分をいう。強度を目的とした仕様で、 ワークウエアにはトリプルステッチと呼ばれるさらに強度なものもある。
耳のない生地端をかがり縫いしたあと、割縫いいろ施したシーム部分のことをいう。広幅デニムの普及に伴い生まれた仕様で、 脇割り縫いともいわれる。
生地を縫い合わせる際に、片方の生地を巻いてからダブルステッチで縫製する方法をいう。ダブルステッチ仕様のワークパンツのシームや、 ワークシャツの脇縫製でもよく使用される。
44インチ幅のツイル用織機でデニムを織るときに生まれるディテールをいう。デニム幅が広がり3本の身頃が型取りできるようになり、 生地中央の身頃と生地端の身頃を合わせて割り縫いすることで片耳仕様となる。
27インチ前後の狭幅デニムで効率よくジーンズの型取りを行うと、耳の部分が脚のラインの外側になる。 その耳を割縫いで縫製して表れるのが両耳。
織り端がほつれないように施された生地の耳のことをいう。デニム生地では施したラインにより赤耳、青耳などの呼び名がつけられた。
生地は糸の段階で糊づけを行う。強度をつけて安定させるために行われる加工だが、現在ではポパールという合成糊を使用するのが主流。
生地のねじれを防止する整理加工のことをいう。斜行防止とも呼ばれ、 ジーンズの加工工程ではサンフォライズド加工の前段階で処理されている。
洗うことにより縮むデニムの次点を解消した防縮加工をいう。生地に水分を与え、 サンフォライズ加工機により強制的に収縮させながら安定化させるという方法。
ジーンズははき込むうちに生地表面は表れる縦筋のことをいう。右綾より左綾の方がタテ筋は出やすい。
1925年、リーがワークウエア用として採用したデニムをいう。ライトオンスでありながら糸の打ち込み密度を高めたデニム。
生地のよじれを解消するために開発されたデニムの生地をいう。綾目を一定の幅で反対方向に並べて織ることから、ブロークン (壊れた綾織り物)といわれている。
ヨコ糸にグレーの糸を使用して織られたデニム生地の俗称のこと。ワークウエアによくみられ、 汚れが目立たないように開発されたといわれている。
綾目が左上がりのデニム生地を左綾デニムという。一般的な綾織物は左綾が多く正綾ともいわれ、生地表面もフラットでソフト。
綾目が右上がりのデニム生地を右綾デニムという。綾物は一般的には左綾で織られることが多くツイツといわれるが、 デニム生地は右綾で織られることが多い。
生地表面に綾目が斜めに表れる生地のことで斜文ともいう。綾目は斜文線、または綾線ともいう。 ジーンズやチノーズなどのカジュアルウエアに多く使われる。
シャトルを廃した量産型織機を革新織機という。生地幅も27インチから44インチ、48インチと進化し、 現在では60インチ前後の幅の広幅の生地が織られる。
デニム生地を27インチ前後の狭い生地幅で織る旧式織機。生地に味のある表情を作るため、 ビンテージジーンズの復刻ブームとともにふたたび脚光を浴びた織機。
一本の糸の太さが均一ではなくムラになっている糸のこと。このムラによりデニム生地の縦落ちが顕著に表れるようになる。
糸の表面に綿糸、芯の部分にポリエステルフェイラメントを使用した糸をいう。ジーンズのストーンウォッシュ加工にも耐える丈夫なもの。
綿素材100%で作られている糸をいう。ジーンズではポリエステル系の普及で使用されなくなってきたが、 ビンデージジーンズの復刻ブームでふたたび使われるようになった。
紡績の大量生産化により生まれた、空気紡績から生まれる糸のこと。スライバーをばらした繊維を高速回転するローターの中に入れて、 遠心力により糸にする方法。
1830年に生まれアメリカで発達したリング紡積により生産される糸をリング糸という。 綿花→繊維→スライバー→粗糸→糸の工程を経て糸になる。
糸は繊維を整えて細く引き伸ばしながら撚りをかけることにより作られる。この撚りの方向には右と左があり、右撚りをS撚り、 左撚りをZ撚りという。
糸の太さを表す単位をいう。綿糸の場合は、840ヤードの長さで1ポンドの重さをもつ糸を1番手という。 番手の数が多くなるほど糸は細くなる。
合成インディゴが高価だった時代、代替染料として用いられた硫化染料のことをいう。語源は染料分子中に硫化(サルファー) を含むことから来ているという。
デニム生地の経糸を染める染料。天然のインディゴは100%インディゴ成分で作られることからピュア・インディゴとも呼ばれる。
デニムの経糸を青く染める方法。糸をロープ状に束ね、インディゴ染料を入れた浴槽に何度も通しながら染める。 ジーンズ特有のアタリを出すためにもっとも適した染色方法。
生地の厚さを表す単位。1平方ヤードあたりの重さを基準として厚さを表している。 デニム生地では14オンスがレギュラーオンスとされている。
裁断前の生地をいう。デニムの場合、生地幅はセルビッジ付のビンテージタイプのデニムで27インチ前後、 現在一般的に使われているデニムでは60インチ前後と違いがある。
繊維からなる糸は、細く長い繊維を集めた場合はしなやかな風合いとなり、逆に太く短い繊維で糸を作ると毛羽立った生地が折りあがる。
糸の原材料となる綿のことをいう。初めて栽培されたのは4000年前のインドといわれ、熱帯、 亜熱帯に位置する80ヵ国以上で生産されている。